読書

 最近の読み物

トゥインクル・ボーイ 乃南アサ著 新潮文庫 純粋がゆえに、正常から異常へと足を踏み出してしまった子供達の、危うい心理を描いた短編集。 正常と異常の境目ってどこなんだろう? この物語を読んでいると、ふとそんな疑問が浮かびます。 子供の頃の純粋なま…

 最近の読み物

今日読了したものと、感想書いていなかった数点についての感想。 BGMは、GARNET CROWのベスト版。アルトボーカルが素敵な、私が好きなGIZA所属のアーティストです。 鬼流殺生祭 貫井徳郎著 講談社文庫 時は維新後の文明開化の時代、帝都東京のある邸宅で起こ…

 最近の読み物

半落ち 横山秀夫著 講談社文庫 妻を殺したと自供してきた現役警察官。 動機と犯行経過を素直に語るものの、犯行後から自首までの空白については頑として語ろうとしない彼に、様々な人物がアプローチをかける。 彼の空白の時間に隠された真実とは? 買ったと…

殺意・鬼哭 乃南アサ著 双葉文庫殺人者と被害者の独白で綴られるという、ちょっと変わった一作。 始めは、なかなか進まない繰り返し繰り返しの思考に、もどかしいなーとも思ったけど、そこから少しずつ明らかになっていく二人の関係や事件の状況に、ある一人…

 本日の読み物

QED 式の密室 講談社文庫 高田崇史著前回の所でもちょっと書いた奴ですが、電車の中で少しずつ読み進めてやっと読み終わりました。 QEDシリーズではめずらしく薄めの本だったので、持ち運びに便利だったのですー 今回は、現実の事件はかなりおまけ的な…

最近の読み物

ちょっと省略バージョンですが、ここ数日で読んだ本を書いておきます〜微妙に復活しつつある読書熱・・・かもしれない(笑) パズル自由自在 千葉千波の事件日記 講談社ノベルス 高田崇史著変身 講談社文庫 東野圭吾著QED 式の密室 講談社文庫 高田崇史著 一番…

 本日の読み物

改定完全版 異邦の騎士 講談社文庫 島田荘司著ふと目が覚めた公園のベンチの上、ごく当たり前の日常に戻ろうと思った時にぽっかり空いた自らの記憶に気付いた・・・・なぜだ?何も思い出せない!! 焦る彼が偶然に知り合った一人の女性。やがて彼女との暮ら…

 昨日の読み物

不自由な心 角川文庫 白石一文著妹の夫で自分の会社の後輩でもある男の不倫疑惑、会社の副社長の突然の死、監督官庁の役員の娘で会社のお荷物的存在である女子社員、過去の自分の不倫がきっかけで半身不随になった妻・・・様々なしがらみの中で、愛とは?人…

 本日の再読本

私が彼を殺した 講談社文庫 東野圭吾著結婚式を間近に控えたある男性の自宅の庭に、唐突に現れた一人の女性。 男性にあてつけるかのように自殺をはかった彼女に続いて、男性までもが結婚式中に命を落とした。 犯行に使われたのは、自殺した女性が作ったと思…

 本日の読み物

死ぬより簡単 講談社文庫 大沢在昌著○一世を風靡しながら、唐突に姿を消したアイドル。彼女の写る謎のビデオの断片を手に入れたCMライターは、そのビデオを足がかりに彼女の消息を探り始めた――― ○普段表に出る事のない情報分析員である彼に、本部からある人…

 溜まりに溜まった未読本

最近しばらく、読書自体進んでなかったりするのですが、本を買うペースは衰えず(実家の古本屋などでも大量購入しているため)積本は溜まる一方です。 今日ちょっとそれらの本を整理したら、何と30冊に迫る勢いでした(笑) そろそろ落ち着いてこれらの本を読…

 作家評など

久々の読書カテゴリー、読んだ本の話ではなくて、ちょっとある作家さんについて語ってみようと思います。 年齢と共に読む本も色々変わるわけですが、私の場合は大まかに 児童向け推理小説(江戸川乱歩など)→ティーンズハート文庫(恋愛&ファンタジー)→コバル…

 最近の読み物

倒錯のロンド 講談社文庫 折原一著推理小説新人賞に自信を持って作品を応募した山本安雄は、その結果発表を見て驚愕した。自分の応募した物とまったく同じ作品が、違う作者の作品として受賞している・・・これは明らかな盗作だ! ここから、この作品の「原作…

 最近の読み物

家族狩り 第一部〜五部 新潮文庫 天童荒太著巣藤俊介−美術の道を目指しながら高校に勤める教員。必要以上に生徒に関わろうとせず、恋人との関係も惰性で続けている。 馬見原光毅−過去に息子を自殺同然の事故で無くし、妻は心の病に倒れ、娘は父親がすべての…

 最近の読み物

月神(ダイアナ)の浅き夢 角川文庫 柴田よしき著息子や夫と共に、穏やかな母として、そして妻としての生活を過ごしていたRIKO。 私は今なぜ刑事をやっているのだろう・・・彼女は平和な日々に慣れ、今までの刑事としての情熱も失いかけていた。 そんな時、最…

 本日の購入本

Close to You 文藝文庫 柴田よしき著 不自由な心 角川文庫 白石一文著 殺意・鬼哭 双葉文庫 乃南アサ著 倒錯のロンド 講談社文庫 折原一著初購入は、折原一さんだけかな?でも、比較的最近読み始めた作家さんも多いです。 いわゆる、世でベストセラーと言わ…

 最近の読み物

晴れた空から突然に・・・ 幻冬舎文庫 田中芳樹著現在では飛行機に空の主導権を取られ、一般的にあまり知られていない飛行船。 過去の悲劇的な飛行船事故から50年以上の歳月を経た今、ある日本人実業家が乗客800名以上を収容できる大型豪華飛行客船「飛鳥」…

 最近の読み物

悪魔の羽 幻冬舎文庫 乃南アサ著人の心の奥底に潜む闇を、四季をモチーフにした話などで浮き彫りにした短編集。 表題作他六編。 ひっそりと佇むようなこの「闇」、どんな人の心にもあるものだと思うけど、なぜこんなにも引かれるのでしょうか・・・別にその…

 最近の購入本

死んでも忘れない 新潮文庫 乃南アサ著 家族狩り 第一部〜五部 新潮文庫 天童荒太著 死ぬより簡単 講談社文庫 大沢在昌著 氷の森 講談社文庫 大沢在昌著この間行ったサンシャインでよくやっている古本市で二冊ほど、家の近所の古本屋で家族狩りセットなどを…

 いつだかもう覚えていない読み物

リミット 講談社文庫 野沢尚著有働公子は同じ警察官の夫を事故で亡くした女刑事、一児の母でもある。 とりたてて有能というわけでなかった彼女の特技は、被害者や容疑者達の生の声を伝える事情調書取りだった。 そんな彼女がある誘拐事件の母親役で、犯人と…

 昨日の読み物

魔笛 講談社文庫 野沢尚著死刑判決を待つ女性受刑者・照屋礼子が、刑務所の中で自身の分析のために書いた手記。その文章には、恐るべき犯罪とそこに至るまでの心の動きが記されていた・・・・ 新興宗教の教祖に死刑判決が下った日、渋谷のスクランブル交差点…

 最近の読みもの

RIKO−女神(ヴィーナス)の永遠− 角川文庫 柴田よしき著厳しい縦社会、そして男性優位社会である警察において、プロの刑事として、そして一人の女として奔放に生きる緑子(リコ)。 彼女のチームが一本の裏ビデオから調べを進めていた事件・・・ この事件につい…

 ここ最近の読み物

69 sixty nine 集英社文庫 村上龍著1969年―――ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ヒッピー、ベトナム戦争・・・そんな時代に、九州の西端で高校三年生になった僕。 バリケード封鎖にフェスティバル、エネルギーいっぱいの無垢でキケンな青春小説。 村上龍…

 本日の読み物

反乱のボヤージュ 集英社文庫 野沢尚著首都大学の片隅の古ぼけた鶴巻寮で生活する、坂下薫平。 寮の食堂を管理するバツイチの菊さん、菊さんに淡い恋心を抱くサッカー部の茂庭先輩、寮の自治委員会の頼りない司馬委員長、二人しかいない女性の一人である理論…

 最近の購入本

魔笛 講談社文庫 野沢尚著 図解 おとなの雑学 王様文庫 インタービジョン21【編】 たまーにこういう雑学本を買いたくなるのです。 野沢氏のはまたかい!というところです(笑) ちなみに、どちらかというと始めに盛り上げてだんだん収束していくタイプの野沢…

 本日の読み物

一瞬の光 角川文庫 白石一文著38歳の若さで大企業の人事課長を務める、橋田浩介。 彼はあるきっかけで、会社に就職活動に来て不採用にした短大生・中平香折と知り合う。 過去に様々なつらい経験を抱えて、あまりに頼りなく不安定な香折。 成り行き上、彼女に…

 本日の読み物

新宿鮫 光文社文庫 大沢在昌著新宿界隈で、新宿鮫と恐れられる一匹狼の刑事がいた―彼の名は鮫島。 ある事件をきっかけにエリートの道からはずれ、さらには上層部の秘密という爆弾を抱えた彼を、周りは疎んじ、腫れ物に触るように扱っていた。 ある時、歌舞伎…

 本日の購入本

RIKO−女神(ヴィーナス)の永遠− 角川文庫 柴田よしき著↑で言ってるそばから買ってるからね、一種の病気みたいなもんだ・・・ これまた、薦められた本です〜ちょっと内容がすごいらしい? 最近は、色んな人のお薦めの本を読むことが多くなってます♪

 本日の購入本

一瞬の光 角川文庫 白石一文著前々から気になっていた本で、ある人が面白いよーと薦めてくれたので購入。 「愛情の究極」らしいです。

 本日の読み物

幻夜 集英社 東野圭吾著阪神大震災の被災地で出会った一人の美しき女性。 その女性に叔父の殺害現場を見られた事から、水原雅也の人生は一変した。 抜け出せない夜の中で身を寄せ合うように生きる男と女。 次第に成功して脚光を浴びていく彼女の陰に徹し続け…