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 晴れた空から突然に・・・ 幻冬舎文庫 田中芳樹

現在では飛行機に空の主導権を取られ、一般的にあまり知られていない飛行船。
過去の悲劇的な飛行船事故から50年以上の歳月を経た今、ある日本人実業家が乗客800名以上を収容できる大型豪華飛行客船「飛鳥」を復活させた。
東京からカナダ・バンクーバーへの処女飛行を順調に始めたかに見えた飛鳥であったが、離陸から立て続けに様々な非常事態−ある乗客の死亡や飛行船爆破予告−が起こる。
抽選で一般から乗船を許された梧桐俊介は一介の考古学者、11歳の姪・日記ちゃんと共に、この非常識な事態にいつの間にか巻き込まれていくのであった。


いつ買ったかもう覚えてないくらい、ずーっと積本だったやつですが、この間日光に行く時の旅のお供にして、やっと日の目を見ることができました〜
田中氏、小学校5、6年生の少女ってのが好きなんでしょうねー他の作品でもよく見ます。
飛行船という物語の舞台も面白いと思うし、深刻な状況を軽いジョークのようにさらっと書いてしまうあたり、やっぱり好きだなあと思う。
早く創竜伝*1の続きを読みたいなーと思っている今日この頃です。
表紙のイラストの日記ちゃんから、11歳の少女じゃないだろーというようなセクシーな雰囲気を感じ取ってしまったのは私だけだろうか・・・どの辺ターゲット?(笑)

*1:田中氏の長編作品。ノベルズで出版された後に、CLAMPさんの挿絵の小説で出てます〜