昨日の読み物
死刑判決を待つ女性受刑者・照屋礼子が、刑務所の中で自身の分析のために書いた手記。その文章には、恐るべき犯罪とそこに至るまでの心の動きが記されていた・・・・
新興宗教の教祖に死刑判決が下った日、渋谷のスクランブル交差点で起きた爆破テロ。そこには警察を自分の元に誘うかのように、かすかな手がかりが残されていた。
その謎に立ち向かう刑事・鳴尾。犯人の深層心理に迫ろうとする彼もまた、妻が受刑中という複雑な事情を持っていた。
元々は公安のスパイであった彼女がなぜ犯罪に手を染めていったのか、そして彼女は何を求めていたのか・・・鳴尾が、そして彼の獄中の妻が彼女に迫った時、照屋礼子の真意が明らかになる。
うーん、これは犯罪者の手記と言う形で書かれている文章なのですが、その心理がほとんど心に入って来なかったなあ・・・まあ、そんなに犯罪者に共感しちゃっても困るんだろうけど（笑）
今回は少々物語りがぶつ切り的に組み立てられてたので、のめり込み方が浅かったのかな？
言葉の持つ力、行為の及ぼす影響、そして何より人間の力のすごさ・・・
人って生き物は、どんな善にも悪にもなれる無限の可能性を秘めているんじゃないかな。
自分は今、どんな方向に進んでいっているのかな〜
