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 月神(ダイアナ)の浅き夢 角川文庫 柴田よしき著

息子や夫と共に、穏やかな母として、そして妻としての生活を過ごしていたRIKO。
私は今なぜ刑事をやっているのだろう・・・彼女は平和な日々に慣れ、今までの刑事としての情熱も失いかけていた。
そんな時、最近世間を騒がせている男性刑事を狙った猟奇殺人事件の捜査に、かつての同僚であり、その後様々な軋轢のあった高須から出動要請が来る。
今までに殺害された男性刑事の特徴と自分との一致からか、異常なまでにこの事件を恐れる高須を放っておけず、リコはこの恐ろしい事件に取り組む覚悟を決める。
被害者五人の共通点は、男性刑事、20代後半〜30代前半、世間一般で言うかっこいい外見というくらいで、特に犯人逮捕に結びつくような決定的な証拠も無く、捜査は暗礁に乗り上げていた。
そんな手探り状態の中でリコは、ある一人の被害者の身辺捜査を担当するうちに、その被害者の奇妙な行動を知ることになる。
きっと彼がこの事件を解くカギになる!
手ごたえを感じたリコは、自分にとって最後の事件になるかもしれないと思いつつも、再び刑事としての情熱に目覚め、事件に深く関わっていくのであった。


これで一応、出てるRIKOシリーズはすべて読破しました〜
一作目から振り返ると、一作目を基準に考えていたら二、三作目がえらく厚くてびっくりしたり、リコが結構変わってきて(成長して)るなあと思ったり、でも事件としての深さはどれも遜色なかったかなあと思ったり・・・結構短期間で読んだから色んなことが思い出されます。
私が一番好きなのは二作目かなー結構あの作品の彼女(彼?)好きだったしね(笑)
一度最後まで読んだところで、もう一度一作目から読み直すとまた違った面白さがあるんだろうな〜とは思うけど、最近は新しいもので色々読みたいのがたくさんあるし、難しいところです。
この後続編があるかどうかはわかりませんが、彼女の他の作品もいくつか読んでみようと思ってます〜