本日の読み物

 6月19日の花嫁 新潮文庫 乃南アサ

私は・・・誰なんだろう?
事故で記憶喪失となった千尋は、一週間後の6月19日に花嫁となることだけを思い出す。
では、その相手は?どんな経緯で結婚することになったのだろう?
自分の過去を埋めるべく奔走する千尋に明かされる、予想外の過去、そして予想外の自分。
私はいったいどういう人間なんだろう・・・・
自分という存在に疑問を抱き始めた千尋の前に、さらに明らかになっていく真実。
千尋は、失われた過去を、そして今を取り戻すことができるのか?


千尋の過剰なまでの心の揺れ動き、まあ女性特有という見方もあると思うけど、昔の自分にはきっと実感できなかったところですが、今の自分ならわかるなー
最近、妙に感情が不安定になっている私だったりするのです〜
それでも、読んでいて千尋の行動や反応にすごくもどかしい感覚があるのって、やっぱり引き込まれてるんだろうね。
色んな過去があっても最後に、同じ事をくり返さない!今を大切にしよう!と思えた彼女を見習いたいなーという気分です。
色んな意味で、自分に投影して読めた作品でした〜