最近の読み物

 もしかして愛だった 阿川佐和子著 文春文庫


久々に買ったエッセイです、たぶん数年前に買った三谷幸喜さんのもの以来かと。
昔、TVタックルを欠かさず見ていた時期があって、阿川さんを知ったのはそれが初でした。
ちょっとのほほんとしていて、でも締める所は締めて、全体的に上品な雰囲気をかもし出している彼女は、素敵な女性だな〜と思いながら見ていた記憶があります。
このエッセイも、ほんわかとしたリラックスした気持ちで楽しめました〜主に通勤のお供として。
それにしても、物を買うことに対する考え方だとか行動が妙に私と似てるんだよねえ・・・


 UNKNOWN 古処誠二著 講談社ノベルス

 未完成 古処誠二著 講談社ノベルス


自衛隊内部での事件物、本庁からくる調査班の朝香二尉が自衛隊という閉じられた世界での不可思議な事件を紐解いていく作品(二作だけどシリーズ物)です。
ちなみに、某友人から借りた本、第2、3弾です〜
私自身は自衛隊についての知識はさっぱりなので、まず一つ、細かく描き出される世界をすごいなーと思いながら読んでいました。
メインの探偵役の朝香氏のキャラクターのせいもあって、ミステリーの部分は比較的ゆったりとした感じを受けたのですが、一方で彼を取り巻く周りの世界は非常に鋭いキリのようなイメージがあります。
まあ、自衛隊という特殊な世界の話だからかな?
そのピリッとした世界の中でも変わらず自分のペースを保ち続ける朝香氏は、とってもいい味出しているなーと思うと同時に、肝心な所ではきっちり決めるおいしい役だな〜という気も(笑)
謎解きは、比較的論理的にせめるタイプかな〜二作ともなかなか面白く読めました。