唐突ですが、漢字ってきれいだと思いませんか?
以前、京都で有名な書家さんが書いた書を見たことがあるのですが、ちょっと感動しました。
学生の頃は、漢字を覚えるのに苦労した記憶は誰でもあると思うけど、それに見合ったいい部分って色々あると思うのです。
一つは、メリハリが効いているという事。
アルファベットを使っている言語は、たった26文字の記号だけを使って文を表現するわけで、それはそれですごいけど、文全体が平坦に見えてしまう気がする・・・
一方日本語は、漢字だけでなく平仮名やカタカナ、時にはアルファベットも駆使して文章が成り立っているわけで、視覚的にもメリハリがあって頭の中に入ってきやすい感じがします。
英語の文章がどうも頭に入らなかったのも、そのせいで・・・・ってのは、自分の出来なさ具合を棚に上げてるだけだろうけど(笑)それでも、今更平仮名だけの文章って読めないです。
以前、「アルジャーノンに花束を」という本を読んだ時、始めの方に平仮名のみの文章が出てくるのですが、すごい気合入れないと頭に入ってこなかったからねー
まあ、人それぞれの部分もあると思うけど、私はダメっぽい(T_T)
もう一つはバランス感覚が養われるという事。
小学生の頃の自分のノート見てみて下さい・・・もう、泣きたくなるくらい字が下手だから(笑)
まあ当たり前なわけですが、それだけ進歩して、あの画数が多くてバランス取りにくい漢字も綺麗に書ける様になっているわけです。
日本人って、コンパクトにまとめる能力に優れている部分あると思うんですが(新聞に文章を綺麗に収めるだとか、小さな空間に芸術的な庭を造るだとか)、漢字を使っている事が関係あるのかなーと。
―そんな風に感じることってないですか?
あ、ちなみにここに書いてあることは、何か根拠に基づくわけではなく、私が自分で勝手に考えて(妄想して?)いるだけなので、ご了承下さい(笑)