本日の読み物

 片想い 文春文庫 東野圭吾

10年ぶりに再会した美月は、「彼」になっていた・・・・
ある事件の殺人犯である――罪の告白をした「彼」を守るために、かくまうことを決めた哲朗と美月の親友であった妻。
事件を調べ始めた哲朗であったが、何やら不穏な雰囲気を感じ始める。
この事件の裏には、何か大きなものが隠されている?・・そんな中、美月が姿を消した。
10年前に青春を共にした仲間たちは、それぞれの『今』を懸命に生き、そして互いへの思いを胸に事件に関わっていくのであった・・・・


東野氏のテーマの選び方って、すごく私のツボにはまるのです。
今回は、男と女の定義について。
これは白でこれは黒って定義するのは単純で分かりやすいけど、果たして物事はそんなに単純に割り切れるものなんだろうか?
小説の中では、非常にわかりやすい例えが出されてるけど、私的に解釈すると、色のグラデーションかな〜と思う。
赤色ってどんな色?青は?黄色は?この質問に、果たして正しい答えがあるんだろうか。みんながみんな同じ答えをもっているんだろうか。
皆さんはどう思いますか?
そもそもこういった定義自体が人間が後付けで決めたものなんだから、そういった事に惑わされずに、今目の前にあるものをあるがままに受け入れればいいんじゃないかな〜と思う。
それが出来るような人間になるまでの道のりは、なかなか険しそうだけどね☆