本日の読み物

 砦なき者 講談社文庫 野沢尚

愛する男に殺されることを望み、その罪を暴くことを願う女性。
マスコミを煽って振り回すのを喜んでいるかのような、幼女行方不明事件の容疑者。
あるテレビ局の報道番組が関わり、そして、その番組によって一つの結末を与えられた人々。
その番組に熱い視線を寄せる若者がいた。その若者があるきっかけからメディアのカリスマとなる。彼の登場と人気の裏に、砦を追われたテレビマン達は邪悪な気配を感じとる。
そこから、彼とテレビマンとの戦いが始まった・・・・・


いやー、これまた昨日の怒りから、夜通し一気に読みまくってしまった。
読んだ後に、つい最近買った破線のマリスの続き物であったことに気づき。
あわてて今マリスの方も読んでます・・・・
ちゅーか、これちょうど今日の特番なんだ・・・それまた今帯見て気づいたよ。
なんで、キーワードでこんなにヒットするのかな?と思ってたけど、そういう事か〜じゃ、ちょっとテレビも見てみようかなあ。
・・・ん?ドイツW杯予選やってる。もしや番組変更かな??
−後でわかりました、正式には4月2日になったみたいだね。見損ねた〜(T_T)


ネタばれ気をつけたほうがいいかな?ここから内容について少し書きます〜
視聴者側からは気づくことができなかった報道側のリアルが迫ってくる感じがして、手に汗にぎる感じで一気に読み進めてしまいました。
でも、ほんとにこれって起こりうることかも・・・リング・らせんなんかを読んだときにも感じた、人の世の恐ろしい現実を見せつけられる恐怖を覚えました。
達する結論ややった事には異論を唱えたいけど、八尋の考え方には共感を持ってしまった・・・
マスメディアって人の心を操作してるなって思うときあるからね。
これだけ情報過多な時代だと、それを上手く扱う手腕も必要だなと思います。
私はそもそもめったにメディアに関わらないから、操作されようがないけど☆