憲法第九条

9時からのNHKの特集番組で、憲法改正についての話題(特に第九条)が出ていました。
元々自衛隊という存在自体が違法でないのか?という議論があるのですが、アメリカでのあのテロ以降、海外の戦地ともいえそうな場所にまで自衛隊が派遣されている。
国際紛争に対しても戦力で対応しない、戦力自体を保持しないと定めた第九条・・・この憲法を改正する動きが活発になってきたという話題です。
憲法改正については、まず国会で憲法改正案が認められた後、国民投票での過半数の賛成が必要となります。となると、当然一人一人の票が重要になってくるわけですが・・・
どの程度の国民が、この問題を当事者として受け止めているんだろうなあ?


私の通っていた当時の中学校では、男子は坊主頭、女子は肩につく長さになったら二つ縛りにするという校則がありました。今こんなんがあったら結構問題になりそうですが(笑)
で、私はというと、基本的にはこういう校則に対してまったく疑問を持たない子供だったのです。
これが、私たちの在学中に男子の坊主頭が廃止になりました。そこに至るまでの経緯は入学したばかりの私にはほとんどわからなかったけど、結構な衝撃だったのです。
校則も憲法も法律も、自分の生まれる前から当たり前に存在して、世の中のルールとして認められているものだと思っていたので。それを変える事ができるんだなあってね。
今自分たちが暮らしている世の中をよりよいものにしていこうという気持ちから、こうやって時代にそぐわない法を変えていく必要はすごくあるんだろうね。
私個人としては戦争も戦力保持も反対なのですが、今後どういう方向性に行くにしても、国民一人一人が当事者意識を持ってくれれば、きっと乗り切れると思っています。
ただ、その当事者意識に疑問があるからこそ、今憲法改正が行われれば、どんどん悪い方向に深みにはまっていくんじゃないのかなあ?という不安があるのですが・・・
人はある程度の抑止力がないと、よほど意志が強くない限り楽な方に流されてしまうもんです。
その抑止力をはずすという意味での、都合のいい自由を振りかざしたような憲法改正の方向に進まない事を祈っています。